ワンスモア
<第五夜・上>
ルアーを水平にふらふらと落としたい
最終夜を前に、釣れそうだと思うルアー、ベスト2が戦死
釣れると判ってるルアーは売ってるけど、瞬間最大経済力がない・・
あとは、お尻から沈んでいくやつしかない
明るいうちに港に行って、泳がして悩んで
ルアーの頭に糸状のオモリを巻いてみた
それでも不満な動きなので、沈ますときに糸を緩める作戦をたてた
さて、どうなるやら
週末の今夜は、ワンナイト釣行の4人も参戦して
合計8人のジャイアントアジンガーが、コンクリートブロックの舞台に立った
豪華メンバーからくるいつもと違う空気にちょっと飲まれつつ
ルアーを操りながら、集中力を高める
いつもの時合が訪れるころ
対岸から歓声とかウギャーとかウヒョーとか聞こえてくる。なんかあったな・・・
対岸の小さな堤防は足元が浅く、根が荒いのだが、鯵はいるのだ
(泳いで確かめたが、海ヘビに海から追い出された。あいつ毒あるからって調子のってる)
ワンナイト釣行の超ベテラン達が、ベイトリールに糸っつうか紐を巻いて
そこに力の勝負を挑みに行ったようだ
どうやら、1匹に切られて、1匹を見事仕留めたらしい
釣ったのはいつも愛車にイタズラしていくHRさんか・・・
自分には挑戦権がないので、こちらで投げ続けるのみだ
最終の今夜はとにかく、全て出しきるまで投げようと思っていた
この雰囲気を、身体で覚えて帰ろうと思っていた
小さなアタリにしっかりとアワセを入れた後で、こちらで先ず自分にくるとはと思った
ただ釣るだけじゃない。楽しむだけじゃない
この5日間の集大成としての、1匹にしなければ
ならないのだけど・・・